ここで紹介する治療法は「2回法」と呼ばれる方法です。また、使用するインプラントシステムにより 1回の手術で必要な手順まで進める「1回法」や、即日から数日で歯を装着する「即時負荷法」などといった治療方法もありますので、いずれの治療法もすべての患者さんの治療ケースに当てはまるわけではないので、担当歯科医師のもとでしっかり説明を受けたうえで治療をすることをお勧めします。
これからインプラントを行うにあたって、口腔内の状態をチェックさせて頂きます。虫歯、歯周病のチェック、レントゲン撮影による口腔内の検査をします。
検査結果をもとにインプラント治療を行なうべきか、リスク、今後の治療計画や費用について先生と十分にお話します。その際に質問などあれば遠慮なく聞きましょう。
レントゲンやCTデータをもとに顎の骨にインプラントを埋め込みます。なお手術時間は簡単なケースで30分程度で終了します。
一次手術後、3〜6ヶ月の治癒期間をおくことで、インプラントと骨が結合します。この期間、仮の歯を使用できる場合もあります。
歯ぐきを開いて人工の歯を取り付ける準備をします。この状態で、歯ぐきが治るまで1〜6週間おきます。
歯ぐきが治った時点で型を取り、上部構造(人工の歯)を作ります。色や形などは患者さんに合わせて作製し、インプラントに取り付けます。
約6ヶ月に一回のペースでメンテナンスを行います。インプラント治療を施した部分を専門的な検査とクリーニングを行います。またインプラントの部分だけではなく、他の歯についても健康状態を維持するために検査やクリーニングを行います。お口のメインテナンスをすることは健康な歯を維持するポイントにもなります。 |